koleben’s blog

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突然電源落ち症候群のiMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2014) 、不具合の原因が絞られてきたかも?

相変わらず調子の悪いiMac 5Kです。

この記事の続きです。

koleben.hatenablog.com

ただなんとなくですが原因が絞り込まれてきた気がしてきました。

液晶パネルが悪さしているのかも?

前回ブログ投稿のしばらく後にまた電源が落ちました。

前回のブログで

もうこうなりゃ怖いもんなしだ!と、元々の電源ユニット(電解コンデンサを付け替えたやつ)を組み直して、液晶パネルを外したまま電源ON!!

と書いたように、だんだん扱いが荒くなってきて液晶ユニットのコネクタを外したまま電源をつけてみました。

そうしたところ冷却ファンが全開稼働になり、しばらく電源は落ちなかったんですが、精神衛生上良くないので自らスイッチをオフにしました。

ただ、電源ユニットより(コンデンサが潰れてたのはなんだったの?)こっちの方が原因なのかも?

冷却ファンも止めて実験

液晶ディスプレイのコネクタ2本、冷却ファンのコネクタも外して起動してみたところ30分ほど動かしていても電源が勝手に落ちることはありませんでした。

やっぱり液晶パネルユニットが原因なの??ただ、液晶パネルユニットなんて5〜6万しますので交換はできません。

あと、冷却ファンだけならなんとかならないかな〜?と。これ温度センサの情報ってことですよねぇ?

液晶パネルの温度センサが怪しい?

液晶パネル自体をよく見てみると、なにかコネクタがあります。そのコネクタの先は、どこにもつながってなくてテープで貼ってあるだけです。なんだこれ?と外してみました。

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液晶パネルの裏面にテープで貼り付けられているだけで、やっぱりどこにも接続はされていません。これが液晶パネルの温度センサぽいですね。

これだけ外せば、温度センサだけ殺した状態で液晶パネルの稼働ができるのではないでしょうか?

液晶パネル温度センサを外しても起動した。

液晶パネルの温度センサのコネクタを外した状態で、また液晶パネルと冷却ファンのコネクタをつけて起動しました。

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無事起動しました!液晶画面もちゃんと映っています。

ただし冷却ファンが全開稼働です。

(温度センサーの接触部が液晶パネルのボディとショートしてるかも?と温度センサーをぷらぷらさせたままテープで軽く巻いて周囲とは絶縁したんですが、これでは電源落ちが発生しました。)

液晶パネル温度センサ

液晶パネル温度センサを完全に外してみました。こんな感じです。

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2線コネクタなのでICタイプじゃなくてサーミスタタイプですかね。

ただ小さすぎて型式よくわかりません。ルーペで見たら「A.2」って書いてありますがそれでも良くわかりませんね。

Macs Fan Controlでファンの暴走を止めてみた

そこで冷却ファンの速度を変更できるアプリMacs Fan Control(もともとインストールしてあった)で、回転数をオートからマニュアルに設定しました。

www.crystalidea.com

冷却ファンの回転が最高値の3,600rpmから1,200rpm程度まで低下、ほっと一息です。

なんかちゃんと稼働してますよ〜。これでOK?

なんか動作が重い...

いいじゃん、いいじゃんと使い始めたんですが、なんとなく動作が重いです。

プロセスモニタをみると高負荷になっていました。kernel_taskが特に高負荷です500%とか!

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htopでも見てみたんですが真っ赤っか!!

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この状態って機器が発熱してkernel_taskが暴走するのと似てますね。

kernel_taskが暴走する理由は?

このネタって検索するとよく出てきますが、暴走ってわけじゃないんです。

高熱を抑えるためにCPUの稼働クロックが落ちているんですね。

Intel® Power Gadgetで調べるとわかります。

software.intel.com

でみてみたところ、本来4GHzで動くところが0.8GHzまで落ちてました。

性能が5分の1まで落ちてるんですから高負荷になって当然ですね。

動作フローは?電源が落ちるきっかけは?

安全状態に倒れるように設計してると思うんですが、現在はこのような処理フローになっているんだと思います。

  1. 液晶パネル温度センサを外してある。
  2. 液晶パネル温度が測定できないと判定。
  3. 液晶パネル温度が非常に高いと安全側に判定。
  4. ファンを全開にして冷却を試みる。CPUの性能を落として発熱を抑える。 < イマココ

では、電源が落ちるきっかけの処理フローはこのようになってるのかと推測してます。

  1. 液晶パネル温度センサを接続
  2. 温度も正常に測れているのでファンもCPU速度も正常に起動
  3. なにかのきっかけで液晶パネル温度センサが異常値を出す。(短絡かもしれないし他の異常値かも。)
  4. ファンやCPUでは間に合わないなにか緊急事態と判定。
  5. 強制シャットダウン

液晶パネル温度センサを交換すればはっきりしそうですね。

液晶パネル温度センサも深センから

交換用液晶パネルユニットだと中古でも5〜6万しますが、この程度の部品なら安いだろうと検索したところ2つ見つかりました。

ヤフオク!やメルカリでは見つかりませんでした。

まず、秋葉館です。税込¥3,996です。送料も合わせると¥4,536となり結構高いですね。

www.akibakan.com

つづいてAmazon。税・送料込み¥1,012です。

あれ?なんかリンクがでない。↓これです。

これはAmazonでしょ〜、ただしこの販売元は深センでした。また時間かかるとやだな〜

外した温度センサーの抵抗値を測ったところ安定しませんでしたがおよそ3MΩでした。手持ちの固定抵抗で付け替えようかとも思いましたが、測定した値が正しいか怪しいので控えてます。ただ発送に時間がかかるようだったら試しちゃうかも...

次回は、液晶パネル温度センサの交換後になると思います。それがハッピーエンドな最終回だとありがたいですね。