放置していたバッテリー式ドリルドライバーがあります。
RYOBI BD-120という機種です。
12V駆動です。
マジックで2005.8と書いてあるので19年前ですね。
亡父が購入したものですが、バッテリーがへたってず〜〜とガレージの隅に放置してましたが復活できるか試しました。
12V駆動で結構パワー自体はあるのでそのまま廃棄ではもったいないですしね。
付属のニッカドバッテリーを充電器にかけて試すと、まだちゃんと動作しました。パワー自体はすぐに弱くなってしまうので、バッテリーはそのままでは厳しいです。
放置してた原因でケースの留め具が壊れて開いちゃうこともあったのでケースも修理します。
目論見
へたったバッテリーはどうする?
第一候補は互換バッテリーですね。
ただし、ついているバッテリーはニッカドですが、いま販売してるのはニッケル水素です。容量も(公称ですが)1300mAhから3000mAhへとかなり増えてます。
もう一つは、マキタ形式のバッテリーを無理やりつける方式です。
アダプタ自体はネットで購入できます。
これとか
ただし、18V用なのと写真をみるにすこーし12V用のバッテリーとサイズが違う様で微妙です。
もう一つは加工前提のアダプタです。14Vでも18Vでもはまる様です、12Vですが14Vバッテリーでもありかなと。既存のバッテリーパックを加工してニッカド電池も外して結線&接続するようにします。実際加工したレビューなどもアップされてました。
ただし、私はマキタの14Vは持ってないので互換にしてもバッテリーと充電器買うとそこそこの金額になりますね。他にもドリルドライバーはもってるのであまりここで使うのも考えてしまいます...
そこで今回は最初に書いたRYOBIの互換バッテリーを入手します。ニッケル水素電池ですがニッカド用の付属充電器で充電できるでしょうか?
ケースの修理
結構しっかりしたプラケースなんですが、この構造の壊れるところの定番で、プラが薄くてちぎれるラッチ部分です。ガムテープで補修してありましたが役にたってません。
稼働部のプラ部分はどうしても弱いので金属製のパッチン錠にします。
こういうのです。
プラ部分は結構厚いのでそのままビス留めできるか中にエポキシ接着剤でも埋め込む想定です。
復活具合
バッテリーは1日で到着
互換バッテリーをAmazonで注文しました。
上に書いてある「Yookoto 3000mAh リョービ 12v バッテリー 互换」です。(互換の換が簡体中国語...)
1日で届いたんですが届いたのがこれ。
あれ?YookotoではなくAkkopower?
分厚いビニールで梱包されてました。やっぱりAkkopowerです。
バッテリーのラベルでもAkkopowerです。
マキタの互換バッテリー比較でもあまりよろしい結果ではないAkkopowerですが値段も値段だしどうなんでしょうねぇ?リチウムイオン電池とニッケル水素電池ではまたちがうのでしょうか?へたったニッカド電池よりましだと信じたいです。
取り付けたところです。色はまったく合いませんがサイズはぴったりです。ひっかかりもありません。
充電器にさしたところ。充電中ランプはつきました。ニッカド電池用ですが充電できるでしょうか?容量は3000mAhですから約1時間?緑ランプはつくでしょうか?
もともとどのくらい充電されていたかわかりませんが約35分で緑ランプがつきました。
ただし、充電完了ではなく高温待機状態かもしれません。結構あったかくなっているので先日Temuで購入した放射温度計で測定したところ約48℃になってました。これで良いのか悪いのか?
(へたってる)純正のニッカド電池を緑ランプがつくまで充電した際の温度は約36℃でした。ニッケル水素の50℃近いというのはやっぱり高いのか...?
一応充電も可能そうですのであとは実際に使ってみて電池の持ちを確認してみたいと思います。
パッチン錠をとりつけ
壊れたケースの留め具を金属のパッチン錠にします。
こんなの。
留め具が割れてないケース。ここって稼働するために薄くしてるのでこの構造じゃだめですよね〜
取り付けたところ。ちょっとズレた... プラケースの厚みだけなのでちょっと弱そうですがビスでもなんとかなりそうです。しばらく使ってみて緩みがでそうならいっそリベットで締結しようかと考えています。
本来のパッチン錠の取り付けとは逆向きですがネジのスペースがないので上向きにしてます。
これでバッテリーもケースも修理しましたので現役復帰させたいと思います。LEDライトも付いてないなど、いろいろ古さもありますがドリルドライバーとしてはまだまだ使えると思いますので。