前回の続きです。
実際にステップワゴンに取り付けます。
コードを通す隙間がない!リヤカメラ取り回し
こんな感じで配線を通します。
リヤハッチの裏パネルを外し、隙間からコードを通そうとしたんですがどこにも隙間がない...
ガーニッシュ(というの?)を外せればよさげなんですが、ナンバーに封印がされているため外せません。
パネルの隙間をのぞいたり、通し用の針金でつついたりするもどこにも隙間がありません。
1時間くらいいろいろ探ってたんですが、結局通せそうなのはナンバー照明灯の配線を出しているゴムブッシュ部だけでした。
専用品のほうがいいんでしょうが、針金ハンガーを曲げて配線通しをつくりました。
この写真では見えませんが、ナンバー照明灯の後ろに配線ブッシュがあります。
裏から配線通しを通して、リヤカメラ配線とビニテで繋げたとことです。
配線通しをゆっくり引き戻してリヤカメラ配線を貫通させます、キツキツでしたがなんとか通りました。下に垂れているのがカメラ配線です。
ビニテは結構ぐるぐるまきにしたほうがいいです。引き抜いている途中で結構はずれます。配線を通したところではこのくらいビニテから抜けちゃってました。
リヤカメラ:リヤガラスの横を通して車内に引き込み
次に、リヤガラスの横のフレームの隙間にカメラコードを通して引き上げます。 これは難しそうでしたが配線通しをつかったら結構すんなりいきました。
ここから、もともとあるゴムチューブの中にカメラコードも合流させて車内に引き込みます。
黒いコードがカメラ線、赤いコードがテールランプと連動させてバックモニタアシストにするコードです。
ゴムチューブにシリコン吹いて滑りを良くしてから配線通しを使って通します。ピンジャックを通さなければならないのでピンジャックごとビニテでぐるぐる巻きにして引っかかりを無くしておきます。
ゴムチューブにコードを通したところです。ここから車内にいれます。
ただし、赤いコードはバックランプの電源と繋げるのでここでカメラコードとは別れます。長さが足りない...
車関係のDIYだとギボシ接続にしがちですが、実際には外したりしないので圧着スリーブで結合します。このあとビニテをしっかり巻いて漏電しないようにします。
ステップワゴンのテールランプユニットを外しておきます。一番下がバックランプです。写真だと一番左のところです。ここのバックランプの電源から分岐させてリアカメラと接続します。 本当はちゃんと配線を分岐したほうがいいんですが、場所もないので分岐コネクタを使います。
バックランプの電源から分岐したところ。ここはちゃんとテスタで通電の確認をした方がいいです。
バックランプとリアカメラのコードを接続したところ、これで組み付けて戻します。
テールランプユニットを戻して、車内にリアカメラコードを引き入れたところです。
やっと、リアカメラの引き回しができました。
車内のコード引き回し
内装の隙間にカメラコードをぐいぐい押し込みながら前に持っていきます。
Bピラーのところにカバーがあるのでそれを外したところです。
ここまでコードをもってきたら、長さを調整するためにピンジャックのほうからコードをフロントガラスとの隙間に押し込みながら後ろに持っていきます。
前からコードを引き回して余った状態のコードです。この余った分はBピラーのカバー側に押し込むことで長さをぴったりにします。
電源コード、GPSアンテナコードの引き回し
リアカメラコードの引き回しができたので、電源コードとGPSアンテナコードの引き回しをします。
リアカメラコードの引き回しに比べたら簡単でした。
最初Aピラーカバーを外さずに隙間に押し込んでたんですが結局カバー外しました。そのほうが断然作業しやすかったです。
見えてるコードは電源線です、少し太いですね。
運転席側にはGPSアンテナコードを通しました。こちらもAピラーカバーを外してから作業しました。
運転席側はGPSアンテナコードとリアカメラコードがあるので、こちらもカバーを外して作業した方が 楽でした。
電源周り配線も隠してスッキリ!
電源はシガーソケットアダプタになっているのですが、シガーソケットに挿すとごちゃごちゃするので電源周り配線も隠します。
インパネとグローブボックスを取り外し、オーディオに繋げるコネクタから電源をとります。
電源コネクタの赤線を分岐コネクタをつかって分岐します。コードはグローブボックスの内側に通します。
グローブボックスの内側にドラレコの電源ソケット、もともと使ってたPNDの電源ソケット、そしてオーディオ電源から分岐した電源につないだ増設ソケットです。
手持ちのをつかったんですがなんかボロボロですねw
3ポートあるのでもう一つまで使えます。
裏側に設置するシガーソケットは外れないようにロック付きを使うのですが、これはフツーのなので抜けないようにビニテでしっかり固定しておきます。
これでグローブボックスを戻して完成です。
出来上がり
助手席側、コードが一切見えません。
助手席側、窓と内張りの隙間にコードが隠れてますが見えませんね。
バックミラードラレコの電源まわり。スッキリ仕上がりました。
運転席側ダッシュボードにGPSアンテナ。コードは窓〜Aピラーを経由してますがこれもきちんと隠せました。
前から見たところ。ゴムバンドがちょっとカッコ悪いかも〜、カメラレンズの可動域を確保するため少し左にずらして取り付けています。
バックカメラ。結構出っ張ってますね。最初もっと奥につけようとしたんですが切り欠きが多くて接着面を確保できないのでこの位置になりました。ねじ止めはせず、両面テープで取り付けています。
苦労してテールランプと接続したおかげで、ギアをバックにいれると、ガイド付きでバックモニタの映像が表示されるようになります。
作業時間
作業時間ですが、配線取り回しが4時間、電源周りが2時間の計6時間ほどかかりました。 リアカメラの取り付けが探り探りだったのもあり時間がかかっちゃいました。もう一回やれとなったら合計4時間ぐらいかな〜
自動車用品店などに頼むと前後カメラで電源タイプだと2万円程度かかるって話ですがわかります。4時間2万円でも時間工賃5,000円ですからね、そりゃ妥当です。
自分で取り付ける時ですが、コードの取り回しに気を使わなければもっと簡単ですが、コードをきっちり隠す場合でも、時間(とある程度の道具と技術)をかければ綺麗にできました。
とはいえ...
このドライブレコーダーのお世話にならず、バックモニタ便利だねで済んで欲しいものです。
事故の関係者や、あおり運転の被害者にはなりたくないですので。