koleben’s blog

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【読書】ほったらかし投資完全ガイド

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ほったらかし投資完全ガイド

がんばらなくてもお金が貯まるほったらかし投資の極意教えます!

少額OK! 初心者も安心! 超カンタン投資術!!

山崎 元氏の「ほったらかし投資」術のムックです。

それにしてもこのテーマで何冊本を書いてるんでしょうねw

ネタバレ(?)になるのかもしれませんが、まとめるとこんな感じでしょうか?

  1. 手数料の高い投資はNG、手数料の低い投資信託を選ぶ。
    • ❌:銀行が勧める投資すべて
    • ❌:手数料の高いアクティブファンド
    • ❌:為替手数料の高い外貨預金
    • ✅:手数料の安いインデックスファンドをネット証券で購入せよ
  2. 節税できる制度を最大限活用する。

さらにまとめると、身も蓋もないですがこの2つに集約されちゃいます。

  1. 手数料の安いインデックスファンドをネット証券で購入せよ
  2. iDeCo確定拠出年金)とNISAは必須

要はこれだけです。でもこれじゃ本になりませんね...

iDeCo確定拠出年金

iDeCoは一般的な会社の従業員だと年間14.4万円〜27.6万円を拠出できます。年間拠出額の27.6万円はまるまる所得控除になりますので、所得税率20%(所得330万円〜695万円)だとすると27.6万円の20%、55,200円が年末調整などで還付されることになります。

銀行金利はもとより日本国債の利率でも0.05%です。利息55,000円を得るには1億1,000万円必要になっちゃいます!いかにiDeCoの利率がいいかわかりますよね。私も利用してますがこの制度を使わないなんてもったいなさ過ぎです。

投資が怖いという方は投資信託ではなく定期預金を選べば大丈夫です。利息の節税効果はありませんがそもそも20%の利回りですので。

また先の話にはなりますが、受け取り時も退職所得控除の対象になります。

デメリットとしては、年金という性格上60歳までは引き出せませんのでその点には注意です。

NISA、つみたてNISA

投資した利益の税率20%(所得税15%、住民税5%)が非課税になります。

NISAは中途半端すぎてスルーしてましたが、つみたてNISAは毎年40万円まで20年間の投資が対象になりますので使えると思い利用してます。

つみたてNISAは年間の投資上限が40万円なので、毎月約3.3万円が積み立てられます。

こちらはiDeCoと違い所得控除にはなりませんので、一般的には投資信託を購入することになります。

投資信託には他にもコストがあって、購入手数料(大抵は無料)と、運用中に信託報酬がかかります。(他にも監査報酬や信託財産留保額などもある。)

「ほったらかし投資」では、この信託報酬が安いところにしろと謳ってるわけですね。

例えばマネックス証券で信託報酬が低いところから並べるとこんな感じです。

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投資商品ラインナップ

  • 0.1155% - SBI・先進国株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(先進国株式))
  • 0.11772% - eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

などになります。eMAXIS Slimシリーズは比較的信託報酬が低めです。 信託報酬が一番高いのは1.62%のフィデリティ・欧州株・ファンドで14倍近い差があります。

この信託報酬の差ほどの運用成績を出せるわけではないので、とにかく手数料が安いのにせよという主旨になります。

iDeCoと違い、こちらは必要になったら売却することもできます。

投資して不労所得で暮らすぜ!というには少ないですが、有利な制度は活用してスローでイージーな暮らしの一助にしたいものです。

スローでイージーな暮らしとは金にしばられないということで、金に無頓着というわけではありませんからね。


定年後、お金で泣く人笑う人

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