我が家のゴミ箱はライフハイトというドイツの日用品メーカーの物を使っています。
現行販売品では使ってるゴミ箱はもう無いようですが、この画像のような形でペダルを踏むとフタが開く構造です。
このペダルのテコ部分が折れました...
例に漏れず、このゴミ箱も20年選手です。ただ、手でフタを開ければ使えますし、この程度で捨てるとかもったいないですよね。なので当然ながら補修します。
ペダル部分を外したところ。 このゴミ箱はペダルのストロークは短めです。力点と支持点の距離が短い=つまりそこそこ力をいれて踏まないと開かないので、テコの力点にかかる部品の負荷はかなり高めの構造です。
実際ペダルがない状態で金属部分を手で押したところ手に食いこむくらい力を入れないとフタが開きませんでした。
力のかかるところでパキッと折れています。こういうところは金属部品にしてくれよといつも思いますね。せめて金属板ではさんで補強する設計にしてくれと。
補修はハンダごてをつかって樹脂部品を溶着させるんですが補強のためにホッチキスの針を埋め込みました。
う〜ん、弱そう...
そこで、スチールウール(ボンスターのパチモン)をほぐして補強に利用します。
FRPとグラスウールでバイクの外装を作成したりしますが、同様に金属繊維でプラスチックを補強します。スチールウールをハンダごてでペダルのプラスチックに溶かし込みます。
さらに結束バンドを溶接材として一緒に溶かし込んで補修部分の厚みをつけてます。
スチールウールを溶かしこんでいるところ。見えない部分ですのであまり気にする必要はありませんが、固まった後に毛羽が立っていたらハサミで切ります。
こんな感じ(毛羽カット前)
直りました〜。
ピントがフタのところに...
ペダル部分のアップ。ペダルに4つミゾ穴がついているのは結束バンドで締めれば直るかな?と試した痕跡です。ちなみに力がかかるところで、縛った程度では全く役にたちませんでした。
個人的にはSDGsとか商業的で先進国側の傲慢であってリサイクルとかアップサイクルなどとのたまう(皮肉です)前に、直して使い続けろよ!と言いたい。