蝶番などはテーパーのついた穴が最初から開いていて皿ネジで締めますが、このネジ穴のセンター出しって結構難しいんですよね。
蝶番だけではなく補強金物も同様ですが、蝶番は精度が特に要求されますので。
こんな時の便利アイテムで下穴ガイドというものがあります。
下穴が蝶番穴のセンターに開けられます。
ただ、DIYではそんなにしょっちゅうは活用できないんですよね...
ということでもっと簡易版でいいからお安くできないか?ということで、100円程度で購入できるオールアンカーを使って作りました。
元ネタはどこかのYoutubeチャンネルで見たんですがなにかのおすすめに出てきたので見つけられませんでした。
作成手順
M6とM8のアンカーで作成しました。
作成は簡単でした。
オールアンカーのリンクも貼っておきます。ホームセンターに行けばバラで購入できます。
①ピンを抜く
万力などに挟んでピンを抜きます。ピンが刺さってるところを挟むとピンが抜けないので先の方を掴んでください。
ピンを抜く際にM8は結構力をかけましたがM6はサクッと抜けました。
頭は丸くなってて先は釘のようになってるはずです。
差し直して引っかかるようであればピンを少し削ってください。
②胴体を切る
アンカーとして広がるところを切断してください。逆から抜いたピンを刺すためです。
私はディスクグラインダーと切断砥石で切りました。
③ネジ部を削る
45°の角度で削ってください。私は電動ドライバードリルの先にセットして両頭グラインダーで削りました。
45°で削ると切先は90°になります。皿ネジのテーパーの角度は90°のため金物のテーパー穴にもピッタリ合うようになります。
下穴ガイド
下のM8の方が出来上がった下穴ガイドで、上のM6はテーパーに削る前です。
最初からついているナットはワッシャーのところが回るため少し精度が落ちるので後から普通のナットにしました。
テーパーはこんな感じです。
ピンを突き出すとこんな感じ。
これで完成です。
使い方
固定位置に金物をセットします。(サビサビの補強金物しかなかった...)
テーパーを金物のテーパーに合わせて、ピンをコツンと金槌で叩いてマーキングします。(撮影のためにクランプをずらしたら下の金物がずれた...)
ピッタリ
ぱっとドリルで下穴一発とはいきませんが、ポンチでしっかりマーキングできます。
ナットをテーパーギリギリにしておけば金物に対して垂直を取れるため下穴ガイドが斜めになってしまうのも防げますね。