iMac 5Kを使用中に、音もなくふわっと電源が落ちる現象が起きました。
実は起きましたと言っても初めて起きたわけではなく「そういう個体」を太っ腹の友人から飲み代1回分で譲ってもらったわけです。
フル装備のiMacをもういらないなんてどういうこと??って話ですがこのブログを読むと涙と怒りの経緯がわかります。
そんなこんなで2017年の2月ごろに我が家に来たiMacは時々現象が起きてたんですが、しばらくしてパタッと現象がおきなくなりました。
そしていまさらの2年以上経った2019年8月末に電源落ちる現象が再発しました。最初は時々だったんですが数日の間に急激に悪化してきました。
いよいよか!と若干心躍らせてiMacを分解することにしました。
トルクスドライバーセットはもともと持ってましたので、分解用の専用カッターなどは使わずに作業してます。
まずは分解、両面テープで接着って...
iMacはどこにもネジがなくてメモリの増設フタだけ背面にあるんですが、どうやって分解するかというと両面テープで貼り付けられているディスプレイガラスユニットを剥がすんですよ!!?
iFixitなどで調べるとカッターを9.5mm以上突き刺すなとのことなので、その長さでテープを貼ってカッターが奥に行かないようにします
カッターで上三面にディスプレイガラスとの隙間に刃をいれ両面テープを切り、接着が弱くなったところでギターピックで剥がしてそうっとめくりました。
ちょっとホコリがありますね。
ディスプレイケーブルを外してべろっと剥がしたところです。
両サイドのスピーカーユニットが場所取ってます。
左下基盤ユニットが電源で、右下基盤ユニットがメインのようです。
とりあえず電源ユニットを外す
一番電源が怪しいので電源ユニットを外してみました。
といってもモジュールなのでよくわかりませんねぇ...
あれ?スピーカーケーブルがちゃんと収まってませんでした。
プラスティックのカバーの後ろにしまうようになっているようなんですけどね。
ちゃんとカバーに収めるとケーブルが見えなくなります。
この信号線ごときが原因じゃないだろうな〜とも思いつつ静電気でなにか悪影響があるのかな?とも思いました。
ホコリも結構たまってました
モニタそこから空気を吸って背面に出す構造からか結構ホコリがたまってました。
底の部分のホコリが特に...
ヒートシンク(?)ネジの保護テープが下の2つについてません。
接着痕があるのでもともとは付いてたんでしょうね。
絶縁には関係ないでしょうけど、とりあえずここもテープを貼っておきました。
これで一回組み立て直しましたが電源落ちは治りませんでした。
再度分解、電源ユニットをよくよくみて見ると
取り外した電源ユニットです。すっきりしていて手出しできる感じじゃないですねぇ〜
それでも電源ユニットをまじまじと眺めていると...ん???
電解コンデンサがへこんどるやんけ!!
触ってみたところ端子が1本はずれてパカパカしてます。
この部品はホットボンドみたいので固定してないんですね。
これでよく起動してたな...
たまたま接触してたとかで動いてたんでしょうか?
電解コンデンサ取り外し
電解コンデンサを取り外しました。
半田ごてではまったくハンダが溶けずニッパで切り落として穴を開け直しました。
ハンダをつけるところは花形なんですね。
どういう装置で実装してるのかわかりませんが...
実装面も花形になってますね。
取り外したコンデンサ。これ相当な力がかからないとこんなにひしゃげないですよねぇ...
ルビコン製16ZLH1500MEFC10X20のようです。
16ZLH1500MEFC10X20 Rubycon | コンデンサ | DigiKey
千石電商で電解コンデンサゲット!
職場が近くなので奥様に千石電商に電解コンデンサを買ってきてもらいました。型番を指定しているとはいえ、あの巣窟に買い物行ってもらって感謝感謝
さっそく部品装着
やっぱりハンダが効かないな〜、ぼてっとした仕上がりですが取り付けました。
起動するかな?
電源ユニットを組み付けてiMacを起動させてみました。
無事起動しました、やった〜、これで完治したよね?
...orz
しばらく順調に稼働してたんですが、またふわっと電源が落ちてしまいました。
なんでじゃ〜〜〜
リビルド品(?)の電源ユニットを手に入れるかな〜、でも電源ユニット以外が原因だったらおよそ8,000円が無駄になるしなぁ。どうしましょ?
新しい 300 ワットの imac 27インチための A1419 電源 A1419 電源ボード ADP-300AF PA-1311-2A 2012-2016
- 出版社/メーカー: Macdudu
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
つづく...