東京新聞の広告で「続・孤独のすすめ」を見かけて存在を知りました。これは続じゃない方の一冊目になります。
著者が2015年に『嫌老社会を超えて』を出版し、世代間闘争や暴走老人に警鐘を鳴らして約1年半。老人による交通事故報道が後を絶たず、2017年には改正道路交通法が施行されました。 100歳以上の高齢者が6万人を超え、団塊世代が70歳を迎える今、新たな「老い方」を考えることは日本にとって、私たち一人ひとりにとって最も重要な課題であるといえます。 しかし、「高齢になっても元気に前向きに」は誰もができることではありません。老いに抗わず、等身大に受け止め、工夫して楽しむ。 「嫌われる、迷惑をかける老人」にならないなど「賢老」という生き方のために日々実践できることを、84歳の著者自らの体験も交えながら綴った1冊。
- 作者: 五木寛之
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/07/06
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (4件) を見る
本書の中に「嫌老社会」の入り口に立っているのではないか?という、『第4章「世代」から「階級」へ』という章があるんですが、このニュースを思い出してしまいました。
今回は元々がエリートだったので「上級国民」x「高齢者」のコラボ技でさらに燃え上がってますが、「高齢者」だけの基本技だけでも嫌悪の対象になりそうな勢いです。
本書でも述べられてますが現在の高齢化率は25%超え、4人に1人が65歳以上で、2060年には高齢化率は40%になるそうです。
でもそうなると「We are the 99%」みたいに虐げられている人が圧倒的に多くないと階級闘争もなかなか起こせないと思うんですが、高齢者の方がマジョリティだとどうなるんでしょう?
高齢者の中で階級闘争が起きるのかなぁ??