koleben’s blog

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RADEX RD-1503

怒りが吹き出すので細かく書きたくありませんが、福島県はいろいろな縁があるため、放射線測定器を購入しました。

原発事故当初ものすごい勢いで放射線測定器が暴騰してましたが、比較的良心的な価格で販売してるショップがあったので通販で購入しました。

注文して3ヶ月近く待たされましたが、北海道へ行く直前に無事届きました。

購入に伴い、いろいろ検索してみたんですが、電子ガジェットの類とちがってあんまりレビュー記事ってないんですね。

こんな状態で送られてきました。箱にはシリカゲルも入ってました。

取説は3部、日本語訳操作説明、英語の操作説明、英語の技術(?)証明書「Technical Certificate」です。

シリアルナンバーも手書きで記載されてますが、いかにも欧米人の数字で日本人には読めません...

正面です、大きさの比較のためiPod touchと並べました。

左側面です。

背面です。

右側面です。

上面です、なにかあるんですが、

よくわかりません、これなんなんでしょ?(追記:アラーム音が鳴るところだそうです)

左側面のスリットです、奥にガイガーミュラー計数管(GM管)金属筒が見えるのがわかりますか?

右側面のスリットの奥は空っぽです。

電池は単四が2本でも動きます、日本で貼ったような電池の方向シールが貼ってあります。

2本「でも」と書きましたが、今時の日本製と変わってるのは並列になってるということ、つまり電池一本でも動くんですね。

電池は日本製のが入ってました。調べたところによると、個体によって電池の向きとか違うそうです(なんだそりゃ?)

いまはeneloopの単四をいれてます。

大きい丸ボタンを押すと電源オン、長押しすると電源オフになります。

設定変更もできますが、音とバックライト程度しかありません。表示単位も切り替えられますが、もう一方はレムなので今は使いませんね。

起動直後です、型番とかがでます。設定でバックライトをONにしました。

起動直後の数値が出た状態。

計測時間が40秒だそうで、40秒経つと数値の左側に縦棒が1本でます。

次の40秒経つと上に横棒が一本出ます。

次は縦棒

また40秒経つと横棒がでて4サイクル分で□になります。以降基本的には前のサイクルの平均値がでるそうです。

放射線量に急激な変化(マニュアルでは0.20μSv/hなのが0.80μSv/h)になると現在の値を出すので急激な変化にも対応できるとのこと。

大きい丸ボタンを一回押すとバックライトが点きます。

放射性物質が付いてしまうとずっと値をだすので、ジップロックに入れてます。

放射線測定値について疑問や感想もろもろ

実測値について

練馬区のマンション(鉄筋コンクリ)6階で計ったところ、0.10〜0.17μSv/hの値を検出してます。

よく道端や側溝などに直置きして線量がすごい高くなったとかいう動画がありますが、家の前の道路だと逆に低くて0.07〜0.11μSv/hくらいでした、室内はコンクリに囲まれてるからかもしれません。

ガイガーカウンター

昔からGM計数管は秋葉原とかで売っててGM管の窓はマイカ(雲母)なので、触るな振動を与えるな!みたいなのかな?

とおもいきやRD-1503のは違うんですね、その分丈夫みたいですが、感度は落ちてるんだなと。

また、普通ガイガーカウンターって単位がcpm(1分間に何個放射線がGM計数管で検知できたか?)なのに、RD-1503はSv/hです。cpmをSv/hに換算してるようです。

RD-1503はβ波とγ波が測定できるようですが、練馬区のレベルだと高さによる線量の変化は見受けられませんでした、アルミ鍋にいれてβ波を遮蔽してみましたが、かわりませんでした。

ネットは便利

で、いろいろ検索したところ原発事故以来ガイガーカウンタの利用者も数ヶ月の経験があるようで詳細な情報もありました。

RD-1503で使用されているGM管はSBM20という型式で放射性物質のCo60(コバルト)で設定されてるようです。Co60からの放射線を132cpm観測した時に1μSv/hを表示するとのこと。

また、SBM20は低エネルギーのβ波はあまり検知できないそうで、Cs137のβ波はあまり検知できないとのこと。

(ネットに転がってたエネルギーの感度グラフです。)

なので、現在支配的になってるCs137のγ線を計測したい時もアルミで遮断とかいらないのかもしれません。

μSv/hの絶対値もCo60での換算らしいので絶対値ではなく相対変化で見ないとですね。(って、このレベルの計測器ではみな同様だと思いますが)